この作品は、日本を代表する文化芸能、能楽に使われる「鼓」です。

 

今回、これを作るに当たって、京都まで行って、実際に叩かせてもらいました!

紐の部分を強く握ったり、放したりで音の高さが変わって、とても難しかったです。

 

1.革の作成

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革と呼ばれる、叩く部分を作成します。

まずは、厚紙を円形に切り取ります。

 

(ちなみに、、、

本物の鼓では、馬の皮が用いられるようです。

湿度が重要で、演奏する当日の天候や場の湿度に気を配らないといけないそうです。)

 

 

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紙工作では、皮を使えないので、和紙を貼ることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

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放射状に切り込みを入れて

 

 

 

 

 

 

 

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裏側に折り込んでから、貼っていきます。

中心にあるクレータのようなものは、後述の「鼓筒」との勘合をし易くするためです。

(本物にもあったので再現してみました。)

 

 

 

 

 

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表側に戻って、黒のマジックで柄をつけていきます。

 

( 本物では、耐久性をあげるために漆が塗られています。)

 

 

 

 

 

2.鼓筒の作成

蒔絵が施された胴(=鼓筒)は山桜の原木から、およそ40の工程を経て成形されるようです。

当時は胴を作る職人を鼓筒工と呼んでいたそうです。

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ここでは、滑らかな曲線を生むために、厚紙を巻きつけるロール工法を使用しました。

写真の左側が巻きつける前、右側が巻きつけた後。

テーパ(勾配)ができているのがお分かりになると思います。

 

 

 

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鼓筒と革を合わせてみました。

 

 

 

 

 

 

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ただ、ロール工法だと、段々になってしまう弱点があります。

本来であれば、ヤスリ(=伝家の宝刀)でやすって丸めるところなんですが、

時間との兼ね合いもあって今回は表面に紙を貼ることにしました。(横着しました。。すみません)

 

 

 

 

 

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蒔絵は京都で調達してきた和紙を使用してます。

 

 

 

 

 

 

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それっぽくなりました

 

 

 

 

 

 

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紙用のニスを塗ってほぼ完成です。

 

 

 

 

 

 

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「調べ緒」と呼ばれる麻の紐

もちろん紙工作なので、紙で再現しました。

結び方は、京都に行ったときに学ばせてもらいました。

 

 

 

 

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完成です。

製作時間:20時間