<氏名>
木下 和正 KINOSHITA KAZUMASA
<プロフィール>
・高知県で生まれ、大阪で育つ
・同志社大学 大学院を卒業
・愛知でメーカに就職
・紙工作アートの活動を本格的に始める
<紙工作との出会い>
紙工作との出会いは、幼少の頃でした。
それは当時、両親に買ってもらったオモチャが、意外と「おもしろく」なかったことがキッカケです。笑
本物だと動くはずの部分がオモチャだと動かない、、とか、改造ができないことや壊れたら治せないことが「おもしろく」なかったのです。
そこで、家にあったダンボールやコンフレークの箱で、自分の思い描くオモチャを作り始めました。
もちろん、幼少の時期だったので、見た目のクオリティは低いですが、それ以上に
稼動部が動く! 自由に改造ができる! 思う存分に遊んで壊れても自分で修理できる!
ことで、自分で作ったモノに対する愛着が強かったように思います。
当時はネットもなく、自宅にあったモノといえば、全20巻の百科事典(両親はセールスで買わされたといっていましたが…)。
家族はほとんど使用していませんでしたが、僕はその挿絵や内部構造が具体的に載ったその辞書を見ながら作ったのを覚えています。
今になって思うと、その挿絵1枚から裏面や構造を想像しながら作るのが、自分のイメージ力を鍛え具現化力に繋がったのだと思います。
10代になると、レゴやテレビゲームが流行って私自身も紙工作から離れた時期がありました。
作るときは、誰かの記念日に「お金では買えないモノ」として贈っていたような気がします。(ただ、、お金がないだけでしたが…)
社会人になってからは、誰かにプレゼンするときに、相手が製品をイメージしやすいように紙工作を作りました。
今の時代だと3Dプリンタなどがありますが、 そういった樹脂製品とは違って、紙工作には不思議な力があると強く感じています。
製品の良さ以上に、私の相手に伝えようとする想いや、温かみを感じると好評を頂いたことがありました。
正直、私自身、今はこの紙工作がどうやって世の中に活かせるかは見通しはありません。
ただ、わかっていることとして、自分の紙工作で誰かが喜んでくれたり、感動を与えることができる!
それだけを信じて、これからも創造していこうと思います。
<協力>
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