オニヤンマって、工作で簡単に作れるのかな?
紙なら軽いから、ペットに付けられそう♪
ここ最近、噂になっているオニヤンマをご存じでしょうか?
なんと、虫除け効果が期待できるとのことなんです。
そこで詳しく調べてみたら、小さな虫はもちろん、ハチも食べてしまう程のどう猛さを持っていることがわかりました。
確かに自然界では珍しい黒と黄の危険色が独特で、見れば見るほど、恐ろしい気がします。。
そんなオニヤンマが、なぜ人気になっているかと言うと、登山家や釣人の中では、
虫除け効果に期待して、オニヤンマをキーホルダーにして防止やリュックにつけるそうです。
ただ、世の中に出回っているキーホルダーは重い上に高価なので、
紙で簡単に、軽いオニヤンマを作れない?と相談を頂きました。
人に付けるのはもちろん、犬や猫のペット用にオニヤンマを付けたいそうです。
今回は握りこぶし分の大きさのオニヤンマになりますが、紹介したいと思います。
虫除け効果!オニヤンマの作り方<動画>
週1のペースで動画UPしているので、チャンネル登録よろしくお願いします。
展開図のダウンロード
動画内で使った用紙とノリ、ハサミを紹介します。
・A-SUB 写真用紙(厚手光沢0.23mm)
:カラー印刷と紙工作に最適
・コニシ ペーパーキレイ
:3秒くらいで貼りついてくれる優れモノ
・はさみ
:刃の形がベルヌーイカーブで切れ味が抜群
普通のコピー用紙だと色がにじんで、折り線が消えてしまうのと、紙の強度が弱いので、作っている最中にクッシャとなりやすいので、あまりオススメできません。
自由に色を塗りたい場合や、印刷で上手く色がでない場合は白黒版を使ってください。
【簡単】オニヤンマの展開図(カラー)
【簡単】オニヤンマの展開図(白黒)
おまけ:構想から展開図ができるまで
ここからは、オニヤンマの展開図が出来るまでを紹介します。
完成したオニヤンマを見せた時、「そういうキットが売ってるの?」と言われたので、
「自分で作って、展開図にしてるんだよ」という証明するためです。笑
まずは、サイズ感を手のひらに乗るくらいに設定しました。
オニヤンマは小さくて作りにくいので、自分の思いつく限りの様々な作り方で、試してみます。
まず、工法① 巻き巻き作戦! (下の写真のように胴体をくるくる巻いて、作ります)
この方法は、紙を何重にも巻くので、頑丈にできるのがメリットです。
しかし、巻き始めが難しいことと、ロールをまっすぐ巻けないと黒と黄色の線がズレてしまうことが予想できました。あと展開図にしたところで、「なんだこれ?」ってなりそうなので、工法①は諦めました。
工法② The・展開図
下の写真で、真ん中のオニヤンマが工法②で作ったものです。
展開図にして組み立てたものの、強度が弱く、段差が出来て見栄えが悪かったです。→却下
結局、採用したのが、工法③ ハニカム構造(下の写真の手前にあるオニヤンマ)
ハニカム構造ってなに?ってなると思いますが、ハチの巣のように多角形が連なった構造で、航空機にも使われるほど強度があって、なにより軽いのが特徴です。それが今回の尻尾の部分に活用されています。
ある程度、形状が決まったら、CADで図面を書きます。(下の写真は、目の展開図です。)
図面を書いていて、自分で組み立てることを想像すると難しそうだなって「ゾっ」とすることもあります。その時は簡単になるように工夫して図面化するようにしています。
そんな時に、たまたま見つけたガチャガチャ。。なぜか呼ばれているような気がして、200円を投入。。。
1発で当たってしまった。。かなり気持ち悪い。。。(虫は嫌いなんです。。)
それは、さておき、自分のオニヤンマが完成しました。
壁につけてみると、本物のようで、違う意味で「ゾっ」としましたとさ。(製作時間:6時間)