【Vol.7】フォーク昇降用!チェーンの製作(実寸大フォークリフトへの挑戦)

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チェーンとスプロケット
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この記事の内容(製作内容)

今回の記事では、フォークを昇降させるためのチェーンを製作したいと思います。

チェーンは、身近なところでいうと自転車などで使われていますね。ペダルを踏んだ動力を後輪に伝えるために金属の板を数珠繋ぎで繋いだ部品ですよね。今回は、フォークとバックレスト(合計で5kg)を昇降させるため、かなりの強度が必要になると予想されます。

かず
かず

頑丈なチェーン、どうやって製作しようか?

製作上のポイントについて

製作する上でのポイントとして、前回まで作っていたフォーク2本とバックレストを持ち上げる必要があります。

重量にして15kg(大型犬くらいの重さ)あるので、2本のチェーンを使用する場合、1本あたり7.5kgは耐える必要がありそうです。また、バックレストはレールを摺動するので、その抵抗分を含めると2倍の強度はあった方がよさそうですね。なので、今回は、耐荷重15kg/本を目標に製作したいと思います。

今回は、チェーンを製作したいと思います。

フォークリフトの部位名称

1.設計図を製作する

今回は強度が必要なので、厚紙で製作したいと思います。

実際に下図のような形にハサミで切ってみて、引っ張ってみた感じだと十分な強度があることがわかりました。

ただ、今回のA4サイズの厚紙からは、24個しか切り出せないことがわかりました。。

2本のチェーンを作るためには、580枚必要なので、膨大な量です。。

これを手で切っていると何年かかるか全くの未知です。。しかもチェーンは精度良く作らないと滑らかに動かないので、丁寧に切り取る必要があります。。

2.レーザカット機を使って大量生産する

大量に精度よく切る方法として、レーザカット機があります。図面があればその通りに切断してくれる機械です。

昔は自宅に持っていたのですが、煙やフィルター掃除などの維持管理が大変で破棄した経験があります。

そこで、見つけたのが、愛知県にある「ものづくり.nagoya」でレーザカット機を時間貸ししてくれる店舗を発見しました。料金も良心的で、初めての使用と伝えると丁寧に対応をして下さったので、試しに行ってみることにしました。(当時は1,100円/30分~だったと思います)

ものづくり.nagoya
trotec Speedy 100 60wモデル

そこに設置されていたのは、「trotec Speedy 100 60wモデル」で、なかなかの高級品が置いてありました。火力も十分なので、厚紙程度なら簡単に切ることができました。

初めはプログラムが上手くいかず、一筆書きでカットできなかったので、A41枚あたりのカット時間は7分程度でした。そこから改善してスピードUPすると5分まで縮まりました。

カットしたチェーンを並べたところです。これを2重に貼り合わせて、繋いでいきたいと思います。

3.リンク部の製作

チェーンをカットしたら、それぞれを接続するリンクの軸が必要になります。

φ10の紙管(しかん)を購入して、適切な長さにカットしていきます。

紙管をカットしたら、端部にはリンクの抜け止めとして、円板を貼っていきます。

これをひたすら接続していきます。

試しに、引っ張り試験機で耐荷重を測定してみると、約17kgはあるので、目標は達成しました。

4.完成して組みつけたところ

チェーンが完成したので、スプロケットに取り付けてみました。

上手くスプロケットに巻き付いていることがわかりました。

次回の目標!

チェーンまで完成したので、次は、マストレールを製作したいと思います。

今回は2段式のフォークリフトを製作する予定なので、マストは左右あわせると4本必要になります。また昇降させるためにはレールが必要で、その荷重に耐えられるような強固な構造にする必要があります。

みなさん、応援をよろしくお願いします。

フォークリフトの部位名称

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