工作で車を作りたいけど、簡単に作れるのかな?
簡単に作れるように、展開図と作り方動画を用意しました。
どの車にしようか迷いましたが、
友人から「これ作って!」とお願いされたモノにしました。
頭文字Dで一躍有名になったパンダトレノAE86。
ネットで検索しても、実車の改造体験記ばかり。
プラモデルや模型はあっても、ペーパークラフトでの展開図は意外と無いものです。
そこで、ここではメカ設計者を10年以上やってきた私が、写真をもとに展開図を作成してみました。
難易度としては、小学生でも簡単に作れるようになっていますので、
遊ぶためのおもちゃや、自由工作の題材として作ってもらえれば嬉しいです。
トレノAE86の作り方<動画>
下の動画は、前半に紙工作で作ったトレノの紹介と、後半は展開図をもとにした作り方の動画です。
週1のペースで動画UPしているので、チャンネル登録がオススメです。
展開図のダウンロード
動画内で使った用紙とノリ、ハサミを紹介します。
・A-SUB 写真用紙(厚手光沢0.23mm)
:カラー印刷と紙工作に最適
・コニシ ペーパーキレイ
:3秒くらいで貼りついてくれる優れモノ(僕の相棒です)
・はさみ
:刃の形がベルヌーイカーブで切れ味が抜群
普通のコピー用紙だと色がにじんで、折り線が消えてしまうのと、紙の強度が弱いので、作っている最中にクッシャとなりやすいので、あまりオススメできません。
自由に色を塗りたい場合や、印刷で上手く色がでない場合は白黒版を使ってください。
【簡単】トレノAE86の展開図(カラー版)
【簡単】トレノAE86の展開図(白黒版)
製作時間の目安は1~2時間程度です。
おまけ:構想から展開図ができるまで
今回のこだわりポイントは、
- リトラクタブルヘッドライトが格納できる
- フォグランプを装備
自分の趣味で作るのであれば、扉やボンネットが開くようにして、エンジンを載せたり、座席や内装周りも作りこみたいところでしたね。
今回は、すごく迷ったのですが、皆さんにも「作って楽しんで」もらえることを優先して簡素版で展開図を作りました。
ここからは、展開図をどのように作っていったかの記録を載せたいと思います。
まずは、86をネットで検索して、外観図を手に入れます。(下図)
そこから、ある程度の形状をCADでなぞっていきます。(水色の線がCADの線です)
そこから、おおよその外観を手に入れたら、各パーツを展開図をイメージしながらくっつけて行きます。
今回は、屋根を中心として、側面や前面、背面を展開した形にしました。
また、ノリ代の部分も必要なので、ボンネットとバックドアは別のパーツにしました。
あとは、切る線と折る線を色分けしてCAD作業は完了です。
いきなり完成したように見えますが、ここまで来るのに、自分で組み立てて修正してを3回ほどやりました。
今回、展開図を作る上で編み出した方法があります。
それは下図で、ノリ代をAとBの部品に振り分けることで、組み立てやすさが増すという方法です。
上の図のように、これまでの方法だと、ノリ付けの際に、線と線を合わせて貼るという気遣い作業でした。
それが新しい方式だと、ノリ代同士が噛み合う形で位置が決まるので、作業性がUPしました。
ここから、3Dペイントで色を塗っていきます。(通常のペイントではありません。)
本当は、ガラスのクオリティを上げるためにPhotoShopを使いたいのですが、まだ手が出ていません。。
グラデーションなどがなければ、3Dペイントで十分なので、今回はそれで作ってみました。
以上、AE86ができるまででした。
・構想:4H
・図面作成:8H
・動画編集:4H
なかなか大変ですが、楽しみながらやっています^^
またリクエストがあれば、コメント下さい。
コメント
高校の文化祭で、こちらの車を段ボールで作ってみたいのですが、作ってもよろしいでしょうか?
高校の文化祭で、
こちらの車を段ボールで作ってみたいのですが、
作ってもよろしいでしょうか?
返信が遅れて申し訳ありませんm(_ _)m
もちろん、OKです!自由に使って下さい!
文化祭の成功を祈ってます!